閑居人のブログ

終の棲家を見つけた!

涼しくて暖かい家

南東方向に遮るものが何もない 草原の丘 は、今の季節は心地よい風か吹いてる。

 

逆に冬場は、北西の風が当たらない地形なので暖かくすごせそうだ。

北と西に林があるから 冬の空っ風を遮ってくれる。 4月に、西風の強い日を選んで行ってみたが、宅地も丘も強風が吹き抜けることはなく木々のざわめく声がするだけだった。


「夏涼しくて冬暖かい家」 と言うのが家づくりのテーマだ。

 

1番こだわったのが南側の下屋庇で、端から端まで下屋を通すということ、柱間が一間巾なので屋根の端部、雨樋まで含むと軒の出はおそらく2.4m位になると思う。

 

これだけ軒を出すと少し暗くなるのは分かっているんだが、その代わり夏の日差しは完全に遮ることができる。 平屋なので、南の外壁に直射日光も当たらず、壁が蓄熱することもない。

 

分かりやすく言うと、春分の日から秋分の日までは直射日光が窓から入らないということだ。 逆に太陽高度が下がる秋分の日から春分の日までは、一間の軒先にある下屋の柱の影を、部屋の奥まで映し出してくれるはずだ。 そうね、ポールシフトでも起きなければ(笑)

 

これだけ軒巾があれば暴風雨でもない限り雨の日も窓を開けて過ごせる。 雨の音を聞きながら、濡れた土の匂いを感じて、下屋の土間でお茶を啜ることだって出来てしまう。

 

そんな家が好きだ。 て言うか、好きになった。

 

電気仕掛けで室温をコントロールするような、自然に逆らって得られる快適な暮らしではなくて、自然に寄り添い共存するような暮らし方に、出来るだけ近ずく環境にしたいのだ。

 

現代家屋の多くがそうであるように、今住んでる家には下屋庇の類が一切ない。

それらしきものと言えば、唯一バルコニー下のガレージ空間がそうなんだが、実を言うと、これのお陰で下屋庇の良さを再認識出来たようなところがある。

 

シャッターを開けて煙草をふかしていると、1m離れていても地面で雨が弾いて足元は少し冷たいが、一間離れて立てば、まず雨に濡れることはない。 

昔ながらの日本家屋に、深い下屋庇が多用されてたのも体験から頷ける。

 

高温多湿の夏をいかに乗り切るか?

 

冷房なんて無かった時代では、それが建築設計の基本だったのだろう。 それは下屋庇だけでなく通風もそうだ。 窓を開ければ家の中を風が通り抜けるように、その配置にも拘った筈だ。

 

話が長くなったので終わるが、あなたに興味があろうとなかろうと後日に続きます(笑)

 

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