懐かしい写真
木造軸組で家を建てるのは2回目なんだが、間取りや外観に拘るのも施主としては当然なんだろうが、自分が一番気にするのは部屋の通風と、壁内や屋根、それと床下の通風だ。
今回は小屋裏を広く使うために勾配天井にするんだが、屋根の断熱材はスタイロホーム50mmを使う。 冬場は発泡ウレタンやグラスウールに断熱性能で劣るんだが、夏場の熱の遮断には優れていて、小屋裏の暑さ対策には1番有効なんじゃないかと思う。
他は全てグラスウールなんだが、断熱性能のデータとしては発泡ウレタンに少し劣るが、要は内部結露しない施工をすれば良いだけの話で、その点は信頼できる工務店であれば問題ない。
発泡ウレタン断熱は価格が高いこともあるが、個人的には木造建築には向いてないと思っていて、構造材の何もかも全て吹き付けて覆ってしまうと、魔法瓶のように密閉されて気密は良くなるだろうが、木材が呼吸できなくなると思うんだが・・・
日本に昔からある軸組工法は、それが日本の気候風土に合っているということに他ならず、木が呼吸することで長い年月を耐え抜いてきたんだと思う。
22年前だっけ? 家を建てた時の工務店の社長の請け売りだけどね(笑)
でも、そのお陰で良い家が出来たと思ったし、その時の経験が今回も生かされてると思うと、ありがたいことだ。 日本の家にとっては、風通し良く少し涼しい位が長持ちする。
懐かしい写真があった。
この家に住んでた頃はまだ30代で、100万円が用意できなくて、薪ストーブを断念した家だった。 その代わり、煉瓦で釜戸を作って、よくBBQしながら飲んだくれていた(笑)
芝生の庭で遊んでる子供たちの姿が目に浮かぶ。
調湿効果も含めて木は呼吸するものだと、ホントそう思う。
今回の建築は、予算都合で内装はクロス仕上げが多いんだが、それでも、各階すべての床と、1階の壁の一部には無垢板を使うことにしてる。
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