最善は尽くしたい
太陽が元気いっぱいで、日向に出ると強烈な陽射しで猛烈に暑い。
こうも暑いと外仕事は何もやる気が起きないんだが、被災地ではそうも言ってられないだろうから、
この暑さの中で行方不明者の捜索、災害復旧する人たちは大変だろうね。
お疲れ様です。
それにしても西日本の災害は、対岸の火事とは言えあまりに悲惨だ。
亡くなった方が多いのもそうだが、倉敷市の堤防決壊で2階まで冠水した映像は強烈だった。
見れば新築の家もたくさんあって住宅ローンもあるだろうに、とても人事とは思えん。
9000世帯の3割近くが水没したと言うから、未だ曾て有らずの大災害だ。
テレビで悲惨な映像を見ながら細君と心配してるんだが、被災地の状況がリアルタイムで伝わる時代に生きてると、もどかしさを痛感するばかりで精神的には宜しくないね。
ここで書いてもしょうがないんだが、心よりお見舞い申し上げたい。
家を建てる度に必ずチェックしたのはロケーション、自然地形だった。
交通の便が良いとか、スーパーが近いとか、子育て時代には学校までの距離も考慮したり、
暮らしていく上での利便性を優先して土地を検討してきた。
けれども、どんなに立地が良くても河川の傍の土地だけは避けてきた。
・河川からの高低差は何mあるのか?
・周りの地形を考えて、一番近くの河川が氾濫した時にどこまで被害が及ぶか?
・宅地造成される以前は池・沼・水田に使われていた土地ではないか?
・造成地であれば地盤が盛土ではなく切土であるか?
・崖地から遠いか?
土地探しでは、20年前まで測量設計の仕事をしていたことが役に立った。
いま住んでる土地も、上記全てクリアしたから決断できた。
平坦な田園風景の中にぽつんと、ここだけ丘のような小さな山になってて、標高差は15~20mで、てっぺんには無人だが神社もあり、緩やかな勾配の参道は下草も無くよく手入れされていた。
調べてみると、神社は昔の城跡に建っているらしく、その歴史は700年にもなる。
更に調べを進めていくと、吾が家の裏の森林は古墳跡で市の埋蔵文化財包蔵地だった。
そんなに昔から人が住んでいたであろう場所ならば、災害には強い地盤と判断したのだ。
200m先に小さな川が流れていて比高差は6mしかないが、もし仮に氾濫したとしても、
吾が家とは反対方向の低い方へ流れて行く。
自分の場合は特殊なケースだとは思うが、こんな土地に住むことになったのは本当に面白いと思う。
まぁ縁があったと言うことなんだろう。
工務店、ハウスメーカー選びよりも、土地選びの方が肝要だと思う。
今回の災害を見ていて改めて考えさせられた。
もちろん、この世の中に絶対は無い。
でも、最善は尽くしたい。
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