畳は温かい
外泊以外では、畳に布団を敷いて寝るなんてのは何年ぶりだろ?
なんだか旅館に泊まってるようで新鮮だったりする。
床材が堅木のメープルだった旧宅では、どうにも足が冷たくてね。
特に50歳を過ぎてからは膝から下が寒くて、夏でも靴下をはくようになった。
なので、閑居を建てる時には堅木を床に張ることをやめた。
フローリングを堅木から柔らかい杉板に変えたら、
これまでの冷たさは何だったのって程に、足裏が冷たくなくて快適になった。
そして今度は畳の部屋なんだが、これは更に快適だね。
そりゃそうだ。
杉の床板は厚みが15mmなのに対して、
畳寄せにの高さに合わせて、作ってもらった畳は42mmもあるのだ。
藁床は木材よりも空気を多く含んでいるし、
同じ条件の下地なら、断熱性能の違いは明らかだ。
独身の頃はベッドに寝ていたが、
結婚してからはずっと、30年以上布団を敷いて寝ている。
ベッドは置きっ放しで部屋が狭くなるし、
いつも散らかっている感じがして落ち着かず、あまり好きじゃない。
その点、布団はたたんで押し入れに仕舞ってしまえば、
部屋が広々してスッキリするのがいい。
今のところ、パソコン以外に何もない部屋だ。
結婚した時に買った囲炉裏テーブル(長火鉢)と座椅子が物置にあるんで、
長い眠りから起きてもらって、最後まで共に暮らそう。
新しい内の青畳も悪くはないが、色あせて藁色になった畳も好きだ。
て言うか、むしろその方がしっくりくる。
あまり陽の当たらない部屋だが、半年も経てば変色するだろう。
それを見越して、ヘリの色を淡い茶系にしたのよね。
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藁床は県内産で畳表は熊本産ひのみどり
畳の材料はすべて国産に拘った。
藁床は県内産なんだが、畳表は熊本産だったりする。
知らなかったが、調べてみたらイグサの産地は殆ど九州なんだね。
八代原産の「ひのみどり」という品種だそうな。
この部屋は6畳の中に柱が立っているので、
どうしても2枚だけは変形畳、コの字に加工しなけりゃならなかった。
なので、裏返して使うことが出来ない。
そう言うこともあって、最高級品にしなかったのだ。
と言うことに、しておいてちょうだいな(笑)
畳店の国産畳表は価格設定が4段階あって、
上から3番目、つまり下から2番目の比較的安価な物を選んだんで、
藺草の長さが短いやつなのだろう。
最高級品になると140cm以上の藺草を使うようだが、
今回の畳表の藺草はそれよりも短い。
なので、両端のへり近くの緑色が少し薄い。
畳の世界もピンキリで、色々あるようだ。
浮造りの杉板は足の裏が心地よいのよね。
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念願だった本漆喰、大満足の塗り壁だ!
漆喰はクロスと違って質感が素晴らしい。
塗ったのは、ボンドの類が混ざっていない本物の漆喰、自然素材だけの本漆喰だ。
左官職人の鏝塗りなのであたり前だが、作られた均一感がまったく無い。
光の当たり具合、見る角度によって趣が違うのがいいね。
せっかくの本漆喰なんだが、残念ながら調湿効果は期待できない。
昔のように、土壁に塗れば抜群の調湿効果も、
下地が石膏ボードで、塗り厚みが2mm程度じゃ話にならんのよね。
そうは言っても、本漆喰の質感だけは手に入れた。
母屋の時には予算の都合で叶わず仕舞い、念願だったからね(笑)
下処理と下塗り、それから本塗りをして4日の8人工、
それなりに費用はかかったが、すんばらしい仕上がりに大満足だ。
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土間タイルの完成と桧の上がり框
作ってもらった桧の上がり框がすべすべでね。
お色も赤身が混じっていて、とっても気に入っているのよね。
冬の間はここに腰かけて、薪ストーブの焔をながめながら、
毎朝6時には珈琲を飲んでいるだろう。
土間のタイルもキレイに張ってもらったし、
そんな自分の姿を想像して、今からワクワクしている(笑)
隠居部屋の完成は、もう直ぐそこまで来ている。
今頃は、畳職人が藁床で6畳分を作ってる最中だろう。
たぶん今週中に仕上がるのかな?
この部屋で寝起きする毎日が、もう少し待てば現実になる。
3月に契約して、基礎工事に入ったのが4月の頭だったから、
完成まで5ヶ月を要したことになる。
予算オーバーの100万円を浮かすのに、
外壁工事は全て自分でやって、木材以外は全て自己仕入だった。
終わってみれば、なんとかなるもんだ。
でも、完成してしまうと、なんだか寂しいもので、
また何かやりたくなるんだが、先立つものが無いんでもう無理だな。
あとは薪ストーブを設置したら、のんびり暮らそう(笑)
壁塗りが終わらなかったんで、発注したエアコンはまだ取付してない。
配管の孔を開けただけでストップしたままだ。
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閑居の屋根に4本目の煙突(角トップと丸トップ)
閑居の屋根には、4本目の煙突がニョキっと生えてきた(笑)
自宅とは言え、薪ストーブのショールームを兼ねているんだから、
煙突が4本あってもおかしくない。
オイラがこの世を去ったあとは、
少なくとも2本の煙突は、どう考えても無用の長物だろうね。
薪ストーブにあまり興味のない細君だけになったら、
1本すら使われなくなるかも知れない。
今からそんな時のことを考えたって、しょうがないが(笑)
屋根の上は、角トップ三つと丸トップひとつの組合せになったんだが、
思ったよりも、て言うか、そんなに違和感はない。
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