ギリギリになって外壁を変更する理由

８月の天候不順もあり着工が１ヶ月遅れているんだが、そのおかげで色々と考える時間も出来た。

そして、たった今さっき、２階部分の外壁を窯業系から金属系へ変更することを、その理由も含めて工務店の担当者へ告げたところだ。

１階部分の外壁は スパンサイディング と言うガルバの金属サイディングで、２階は目地に シーリングの要らない 窯業系のサイディングを考えていたんだが、一つだけ心配なことがあった。

それは、重量バランス、頭でっかちになると言うことだ。 

全体的に頭でっかちになるならまだマシなんだが、 片流れの屋根で北側ばかりが高くなる。　そこへ１階の金属サイディングよりも重たい窯業系サイディングを張れば、当然ながら２階の北側ばかりが重くなり、重量バランスとしては宜しくない。

３．１１の大震災を経験していると、余計にこういうことが気になってしまう。

もしも南北に大きな揺れが来たらと思うと、ゾっとするね。　小さな地震が起きても、北側の構造材や基礎には相当な負担になるのは間違いない。

最終的に出した結論は、デザインよりも強度、安全性の優先だ。

まずは これ を見て欲しいんだが、金属サイディングと窯業系のそれでは重さがこんなに違う。

２階部分の外壁面積は 、３面合わせると 52m2 になる。

当初の計画通り窯業系 t15 で施工すれば、その総重量は 905kg にもなる

それを金属サイディングに変えれば、スチールでも 198kg で済むし、それがもっと軽いアルミでやれば、なんとその重さは 109kg にしかならない。

窯業系はスチールの約４．６倍、アルミの実に８．３倍も重いのだ。

これはもう金属サイディングにするしかないと思った。　あとは、スチールにするかアルミにするかなんだが、いずれにしても窯業系よりかなりお安い。

使用予定だった窯業系の平米単価は５，３１３円、それがアルミなら４，７７７円と少し安くなり、スチールでは更に安価な３，１４３円だ。　それに役物も金属系の方が安く済むので、トータルでは結構なコストダウンになる。

これまで、費用は膨らむばかりだったので、減額されるのはありがたい。

金属サイディングのメリットは 軽量なだけじゃない。　断熱性にも優れている。

と言う訳で、金属サイディング横張りで決定だ。

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